とやの物語2023

鳥屋野潟環境啓発事業

未来を担う子どもたちをはじめ多くの人に鳥屋野潟について理解を深めてもらえるよう環境啓発事業を実施しました。

鳥屋野潟出前講座の実施

鳥屋野潟の環境や成り立ち、地域の取り組みなど、様々な切り口で鳥屋野潟に関する情報を発信し、子どもたちの理解を深め学習の一助とするため、参加を希望する学校が求める分野の講師を派遣する出前講座を実施しました。

【実績】

  • 参加校:7校
  • 講座数:15講座
  • 参加人数:延べ約1,300人

【主な感想】

◯ 児童・生徒

  • もっともっと桜のことを知って桜の名人になりたい。
  • (築堤工事で)桜が切られることを知って、今までよりもっと大切にしたいと思った。
  • 自然豊かな鳥屋野潟の魅力を発信したい。
  • 鳥屋野潟の自然を守りたい。自分たちができることを考えていきたい。
  • 鳥屋野潟に生息する魚や水生植物を調べたい。
  • 鳥屋野潟の生物に触れられてうれしかった。
  • とても話が面白かったので、また聞いてみたい。

◯ 学校

  • 子どもたちが桜を守っていきたいという気持ちを強くもつことができた。地域の一員として桜を守り続けられる子どもが育つよう、教職員も努力していきたい。
  • 地域の地形や歴史を学ぶこと、地域の人と交流することなど大切なポイントが分かり、 これからの総合の学習に向けて、 子どもたち自身が課題意識をもつことができた。

鳥屋野潟環境啓発パネルの展示

とやの物語では、これまでの鳥屋野潟に関する取り組みを後世に伝えるとともに、未来を考えるきっかけとなるよう、 鳥屋野潟に関する歴史や環境など様々な情報をまとめた啓発パネルを制作してきました。
これらのパネルに新たな内容を加えながら、市内4施設で展示しました。

【実績】

◯ いくとぴあパネル展

  • パネル展と併せ、鳥屋野潟ゴミ拾いアクティビティ「PICKNIC」 、潟ボーイ’s の各動画を放映しました。

◯ 石山出張所パネル展

  • 山潟地区の住民も多く訪れる石山連絡所で初めてパネル展を開催しました。

◯ NEXT21パネル展

  • パネル展と併せ、鳥屋野潟ゴミ拾いアクティビティ「PICKNIC」 、鳥屋野潟の漁と食の文化を繋ぐ、潟ボーイ’s の各動画を放映しました。

◯ 南出張所パネル展

  • 鳥屋野潟に近く、 手続きで訪れる市民も多い南出張所でパネル展を初開催しました。

鳥屋野潟映像教材の制作

鳥屋野潟での潟舟(板合わせ舟)の歴史や漕ぎ方を後世に残せるよう、板合わせ舟をテーマとした動画を制作し、ユーチューブで広く発信しました。

鳥屋野潟一斉清掃

昭和59年から実施してきた「鳥屋野潟一斉清掃」を、令和4年度からとやの物語の事業に含め実施しています。 能登半島地震により一斉開催の体制づくりができなかったため、鳥屋野潟周辺のコミュニティ協議会による自主開催としました。

ゴミのポイ捨て防止の取組

貴重な自然環境を残す鳥屋野潟へのごみのポイ捨てをなくそうと、鳥屋野潟一斉清掃の開催と多くの人が訪れる桜の時期に合わせ、令和6年3月~4月、弁天橋に横断幕を設置しました。

潟ボーイ's

○ 新刊の配布
『潟ボーイ’s Ver.2023 鳥屋野潟の桜編』を、各学校へ配布し、市内の図書館6館へ寄贈しました。

○ 冊子の電子化
以下の6冊を電子化し、ウェブサイトで公開しました。

  • 『潟ボーイ’s 2』 (2013年発行)
  • 『潟ガール’s 2』 (2015年発行)
  • 『潟ボーイ’s 環境編』 (2016年発行)
  • 『潟ボーイ’s Ver.2017』
  • 『潟ボーイ’s Ver.2018 新世代編』
  • 『潟ボーイ’s Ver.2023 鳥屋野潟の桜編』

『 潟ボーイ’s 』シリーズは下記URLよりオンライン版を閲覧できます。
https://toyanogata.jp/information/gataboys-online/

福島潟ビオトープ視察

子どもたちと福島潟のビオトープを見学・体験し、これをもとに一緒に鳥屋野潟の未来を考えていくため、令和5年9月9日(土)に高志中等教育学校の生徒8名を含む26名で実施しました。
ビオトープについての講義の後、福島潟自然学習園の見学・体験を行いました。

参加した生徒の感想

  • 福島潟は周辺が田や川が多いので動物、植物などのビオトープを形成していたが、鳥
    屋野潟は街の中なので人間の営みを含めたビオトープにしたいと思う。
  • 鳥屋野潟にビオトープをつくることは、鳥屋野潟の生態を守ることにつながると思った。
  • 自然と関わる機会が少なくなっているからこそ、鳥屋野潟に多くの人が訪れて多種多様な生き物と関われるような水辺を作るべきだと思う。
  • 座学で学んだことを体で感じたりすることは、心身を豊かにすると感じた。